今日はFNS歌謡祭

そして今日,武士公式サイトで「地方公演」発表ですね.

この「地方公演」については,書きたいこといっぱいあります.
まずは,やはり,

「みなさま,大阪へようこそ」

ですね(^^;
大阪は土曜日ですから,来やすい方,多いのではないでしょうか.
大阪城の梅林は,その頃,見頃かも知れません.満開かも知れません.
何だったらワタシが旗持って案内してあげましょうか?(^^;という感じ.

ということで,続きをぺたりφ(.. )

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PATi PATi ROCK'N'ROLL Vol.65(1992年11月号)
「HIGHER THAN HEAVEN」加藤祐介

★日本人としての俺

 洋楽コンプレックス?あんまりない,ボーカリストのインタビューでもいった通りもう物心ついたときからクラシックは流れてたし,兄貴の影響でドメスティックな歌謡曲とかフォークとか聴いてたし洋楽ももちろん聴いてたから.だから,日本がいいよね.(笑)日本は好きよ.(笑)だって,やっぱ祖国は愛さなきゃ.(笑)そんな激動の中で俺ら生きてないけどさ,でも自分の生まれた所だし,やっぱりプライドを持って生きないとさ.それに日本語をしゃべれるっていうのはすごいことなんですよ,これは!英語しゃべれないコンプレックスもあるけどね.(笑)でも日本語はちょっと勉強しただけじゃなかなかしゃべれないよ?英語は多少勉強すればある程度はしゃべれるようになるけど日本語はちょっとやそっとじゃしゃべれないからね.だからこんなに難しい言語をネイティヴにしてる俺たちって実はすごいんじゃないかと思うもん.

 そりゃ「黒人の音楽はすごい」とかさ,音楽的なコンプレックスはいろいろあるけどさ.でもさ,そういう話をするんだったら日本の民謡だってすごくてさ,あれだってすごい声帯の使い方してるし独特の音階があるし,歌のレベルとしては黒人の音楽に負けないぐらいのすごいものがあると思うしね.だからいろんなことを考えれば日本人が外人に劣っているとかそんなことは決してないと思うんだよね.

 まぁXもいよいよ海外進出するわけなんだけど,そうね,これまでの日本のミュージシャンの海外進出っていうと,例えばオリエンタルだとかさ,エスニックだとかさ,フジヤマ・ゲイシャ・ハラキリ(笑)?みたいな感じが多かったじゃない?でも俺たちの海外進出は今まで出て行った人たちとは違うやり方をやるからね.その準備のためにここまで延ばしたわけだからね.俺たちって一見いろんなことが無謀に見えてるかもしれないけど,でも実はその裏にはいろんな計画がちゃんとあるわけ.だけどやっちゃうときは無謀に気合いだけでガーン!ってやっちゃうんだろうけどね(笑).

 うん,だから基本的にはさっきもいったみたいに"日本の代表"としてやってくるから.別に今までのノリを変えるつもりはないんだけど,ただいろんな状況で,例えば海外にずっといるとやっぱり受ける影響っていうのはいろいろあるわけで,そのときに作る音楽っていうのはその場で与えられた影響から生まれて来るっていうのが大きかったりするからその辺はいろいろと変わって行く可能性はあるんだけどね.でも根底には日本の代表っていうのが流れてるからさ,今回のファースト・トライとしてアタックするときはまず今のスタイルをぶっつけてみたいっていうのがあるけどね.だってもし外国の音楽の真似事をしたとしても本物には勝てないからさ.よくオリジナリティーが大事とかいうけど本当にそうでさ,真似は誰でも出来ると思うけどその人の持ってる物っていうのはその人たちしか持ってないわけで,それを武器に出来たら一番有効的だし,もしそれが受け入れられたときは本物だっていうかさ.やっぱり日本人が出て行って外人と同じことをやっても本物の方が全然いいに決まってるからね,負けるに決まってるんだからさ.やっぱりやるんだったらそっちの方面でやって行きたいなと思うんだけどね.

 そうするとボーカルっていう立場もすごく重要になって来るよね,歌詞とかさ.例えば今ある表現を全部英語に変えたって全然意味通じないとかあると思うんだ.だけど,それを全部向こうに合わせるんじゃなくて,それはアメリカ人が初めて聞くような造語でもいいと思うんだ,そのニュアンスが伝えたい心情に忠実だったら.例えば今ある曲の中でも「スタンディング・セックス」の中で造語を使ってるわけ,「レイニー・ローズ」とかさ.それはアメリカ人にはわかんない,アメリカにはないからさ,そんな言葉.でもそういう新しい物にアメリカ人が触れた場合にね,なんかそこに詩的な意味とか意味合いを持っていれば,別に文法的には合ってるわけだからなんとなくわかるわけじゃない,前後の関係とかからでさ.そこで向こうの人たちが感じられたら,逆にこっちが向こうを動かすことだって可能じゃない?そんなスタンスでやりたいと思ってるんだけどね.その辺の力技は相変わらず強引にやろうと思ってるけどね,アメリカ人全員に張り倒されようとも.(笑)でもそれはまったく無理な話じゃないと思うんだよね.可能性がゼロっていうことはないと思うの.1%でも可能性があるんだったらそこに突撃して行くっていうのが俺たちの姿勢だからあえて挑戦はしてみたいなと思ってるんだけどね.それはYOSHIKIとか俺とか歌詞を書いてる人の考えでもあるんだけどね.